おいかわ歯科クリニック

ご存じですか？　　～　6歳臼歯管理ノート　～

5歳も終わりに近づくとそろそろ6歳臼歯が生える頃です。

6歳臼歯（第一大臼歯）について

〇6歳頃に生えてくるので、6歳臼歯と言われています。永久歯のなかで一番溝も深く、形も立派で一番大きい歯です。

〇かみ合わせの中心となり歯並びの基礎となります。

〇かみ砕く力も最大で、上下の6歳臼歯だけでかむ力全体の３分の１をうけもつと言われ、その力はおおよそ６０kgです。

ABCDEは乳歯です。

6歳臼歯にも弱点はある

6歳臼歯には、むし歯になりやすい独特のわけがあるのです。さて、そのわけとはどんなことでしょう。

(1)6歳の臼歯は乳歯と間違われやすい。

前歯は乳歯が抜けてから永久歯が出るのでわかりやすいですが、6歳臼歯は乳歯の奥にそっと生えてくるので気がつきにくいのです（特に上の6歳臼歯）。

(2)完全に生えるまでに時間がかかる

かぶさった歯肉の下に物がつまりやすく歯磨きがしにくい。普通は３～４か月ぐらいかかります。

(3)6歳臼歯はかみ合わせの溝が深く物がたまりやすい。

(4)乳歯の一番奥よりもまだ後ろに生えるのでブラシングが届きにくい。

(5)生えてすぐの歯は、とても質が弱く抵抗力がない。

歯の表面は生えてから2年ぐらいかけて硬く強くなるのです。

この時期にやってほしいこと

☆フッ素入りハミガキで夜だけでも親が仕上げみがきで6歳臼歯をピカピカにしましょう。

☆歯医者さんでフッ素塗布してもらうのもGoodです。

☆溝をうめてむし歯になりにくくなる”シーラント”を歯医者さんでしてもらいましょう。

☆大きなハブラシでは届かないので小さいハブラシを使いましょう。