おいかわ歯科クリニック

ゆびしゃぶりはいつまでにやめたらいいの？

3歳までにゆびしゃぶりがあったお子さまで、その後、中止したお子さまは、もともとゆびしゃぶりが無かったお子さまに比べて、5歳の段階では出っ歯や開咬になる率が同程度となるようです。

つまり、3歳までにゆびしゃぶりを中止することで、歯のかみ合わせの状態が改善することが分かっています。

出典：米津卓郎「吸指癖が乳歯列咬合に及ぼす影響に関する累年的研究」小児歯科学雑誌36

[ また、ゆびしゃぶり同様、おしゃぶりの長期間の使用も出っ歯や開咬など歯列への影響を及ぼします。 おしゃぶりは出来るだけ使用しないほうが良いですが、使用する場合は次の点に注意しましょう。

１．1歳過ぎたら常時使用しないようにする

２．遅くても2歳半までに使用を中止する

３．子供とのふれあいを大切にして、してほしいこと、したいことを満足させるようにする

４．おしゃぶりだけでなく、ゆびしゃぶりを習慣づけないように３の方法を行う

５．4歳以降になってもやめれない場合は、情緒的な面も考慮して小児科医へ相談する

出典：岩手日報 平成29年5月15日　「歯と口のハテナ」