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歯っぴいママ通信 Vol.2 歯磨きデビュー 〜ここがポイント〜

幼児の頃は、歯みがきをなかなかさせてくれません。でも、磨かないでいるとむし歯になり、痛い思いをすることになります。歯みがきが楽しい、気持ちいい、大切なことと理解できれば、嫌がらずに磨かせてくれるはず。歯みがきのポイントを抑えて、楽しい歯みがきの習慣をつけましょう。

年齢ごとの歯みがきの仕方は?

歯が生えてくる前は、口の周りを触ったり、タッチケアをします。触られることに慣れて、歯ブラシを嫌がらずいれることができます。

*タッチケア* 口の端からそっと指をいれて、歯ぐきのマッサージをします。頬や唇をゆっくり広げたり、膨らませたりします。気持ちがいいので、力も抜けていきます。

最初の歯が生えたら、水を含ませたガーゼを指先に巻きつけて、歯の表面の汚れを優しく拭き取ります。このころから歯ブラシを遊びに取り入れましょう。喉つき防止ガードがついたものもお勧めです。ガーゼに慣れたら、歯ブラシで磨いてみましょう。上の前歯は嫌がるので後回し。下の奥歯→下の前歯→上の奥歯→上の前歯の順で。必ず、力はいれずに優しく磨きましょう。間食も少ない時期なので、歯ブラシに慣れさせるぐらいで大丈夫。夜はフッ素ジェルをつけて磨くと歯質強化になります。うがいはさせず浸透させます。

1歳になったら、できるだけ朝と夜の2回は歯をみがきたいものですね。特に夜は、唾液の量が減り細菌が増えるので、しっかり磨きましょう。


1歳半~2歳頃は、自分で磨こうとします。自分で磨いたら褒めしょう。奥歯も生えてくるので、仕上げ磨きはしっかりやりましょう。


3歳をすぎると、不十分ですが自分で磨けるようになります。しっかりできるように練習しましょう。ただし、小学校4年生頃までは仕上げ磨きは続けてください。


仕上げみがきのポイントをおぼえよう

むし歯になりやすい上の前歯や上下の奥歯に的を絞って。

Point1

歯ブラシは歯の面に直角にあてる

歯の面にまっすぐ歯ブラシをあて、歯ぐきを傷つけないようにやさしくみがきます。

直角にあて、こまかく振動させます。


Point2

上下の奥歯の溝をみがく

奥歯の溝は、汚れのたまりやすい部分。溝にそって、手前にかき出すようにして汚れを取り除きます。


Point3

上の前歯をみがく

上唇の裏側にある上唇小帯「唇と歯ぐきをつないでいる筋」を歯ブラシで傷つけないように、ひとさし指で上唇を押さえ、ひとさし指に歯ブラシをそわせるように磨くと痛がりません。


Point4

奥歯の側面をみがく

上の奥歯のほっぺた側は、口を大きく開けずに小さく開けると磨きやすくなります。下の奥歯の舌側は「アー」と言わせると舌が下がりよく見えます。


Point5

歯磨き剤は、ぶくぶくができるようになってからが基本

歯磨き剤に含まれる微量フッ素が、エナメル質を強くし、むし歯になりにくい歯にしてくれます。ぶくぶくができるようになったら使い始めましょう。

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